キレイのススメ 心と体

女性の敵、むくみはケアできます!

 むくみは女性に多い悩みのひとつです。夕方になるとパンプスがきつくなって辛い、立ち仕事で足がパンパンになる、朝起きると顔がむくんでメイクがうまくいかない…など経験したことはありませんか。
そんな女性特有の悩みですが、むくみの仕組みがわかれば自分でケアができます!生活習慣や食生活、夏の気温差による環境の変化などによってむくみの原因が異なるため、それぞれに合わせた対処がポイントになります。

土井ひろこ先生

お聞きした人

土井ひろこ先生

ココロとからだを美しくする鍼灸院「こきゅう 南青山」院長

鍼灸美容研究所 所長
介護施設「ステップぱーとなー」白金 顧問
エステ機器刺さない美容ハリ「アキュライズ」開発顧問
董氏奇穴 龍門針灸医学会 所属

むくみとはどういう状態ですか?

血管やリンパに戻りきれなかった水分が滞っている状態です。

 血液中の水分は心臓のポンプ機能によって全身の細胞に届けられ、各細胞から老廃物を回収して血管やリンパに戻ります。ところがその水分がどちらにも戻りきらず、組織などの血管の外に残った状態がいわゆる「むくみ」です。

女性のほうがむくみやすいのはなぜ?

筋力不足や低血圧、女性ホルモンの働きなどが関係しています。

 水分を血管やリンパに戻す役割のひとつが、ふくらはぎの筋肉の収縮によるポンプ機能です。しかし女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、ポンプ機能が弱くむくみやすくなります。また女性には低血圧の人も多く、低血圧では水分を送り返す力が弱いことも関係しています。
もうひとつ、女性ホルモンバランスの変化でむくみやすい時期があります。特に生理前のプロゲステロンが優位になる時期は、水分を溜め込むよう働くためです。生理中もエストロゲン、プロゲステロンの女性ホルモンが低くなるため、むくみを感じやすくなります。

夏にむくみやすい理由は何ですか?

薄着や冷たい食品で体が冷えやすくなるからです。

 最近の日本の夏は、外はとても暑い一方でオフィスなど室内は冷房がきいています。半袖やノースリーブ、素足にサンダルなど薄着は体を冷やす原因となり、冷えによる血行不良からむくみを悪化させてしまいます。
また暑い屋外で冷たい飲み物をとるのはよいのですが、冷房のきいたオフィスにいながら冷たい飲み物ばかりとっていると、体を中から冷やすことになります。気付かないうちに、むくみやすい状態を作ってしまいます。

ハイヒールを履くからむくみやすい?

かかとの高い靴ほど、むくみやすくなります。

 かかとの高い靴は、足首を動かして歩くことが難しいデザインです。足首の可動域が狭くなるということは、必然的にふくらはぎの筋肉の動きが制限されるため、ふくらはぎの筋肉収縮によるポンプ機能が働きにくくなります。そのため高い靴ほど、夕方になるとむくんでしまい靴がきつくなってしまいます。
またサンダルやミュールは素足で履くため末端から冷えやすく、血行不良からむくみを招く原因にもなります。

寝る前の水分補給はNG?

夏は脱水症状からむくむことがあるため、水分補給は必要です。

 寝ている間は汗で体内の水分が失われて、軽い脱水症状が起きやすくなります。脱水が起きると血液がドロドロになり、うまく老廃物を回収できなくなるため、かえってむくむことがあります。汗をかきやすい夏は特に、寝る前に水分補給をしたり、枕元に水分を置いたりすることがおすすめです。この時、塩分の入った水や電解質のバランスがとれたドリンクならば、水分が体内に吸収されやすくなります。
反対に寝る前のお酒は水分補給にはなりません。お酒は血管を広げて血液の流れを緩やかにするため、むくみの原因になります。

むくみやすいのは
立ち仕事だけではない!?

 外回りで歩きっぱなし、接客などで立ちっぱなし…。どちらも夕方になると足のむくみが辛くなります。それは立つ姿勢が続くと、重力の関係で下半身に水分が下りて戻りにくくなるためです。では「デスクワークならば、足はむくみにくい?」そうともいえません。
デスクワークでもむくみに悩む女性は多いもの。それは立っていなくても、座ったままでは下半身の筋肉を動かさないため、血行不良が起きやすくなるからです。座りっぱなしでも足がむくむのは、足を動かしていないためです。

むくみやすいのは立ち仕事だけではない!?

夏バテになると、
むくみやすくなる!?

 暑い夏は食欲も落ちやすく、つい口当たりのサッパリした食事ばかりとりがちです。そうめんだけ、サラダだけ、または食べる量が減ってしまうことがあります。しかしこのような食生活はタンパク質不足となり、むくみやすくなることがわかっています。
血液中のアルブミンというタンパク質の一種は、アミノ酸などの栄養素を各細胞に運ぶほか、血液の浸透圧の調整を行っています。浸透圧とは血管の中と外の水分量を調整する働きのことです。ところがアルブミンが不足すると、水分を血管に取り込む力が弱くなって水分を血管の外に溜め込みやすくなります。これがタンパク質不足からむくみが起きる仕組みです。

夏バテになると、むくみやすくなる!?
まとめ

 このように、女性がむくみやすい原因はいろいろあります。自分のむくみの原因が、生活習慣や食生活、働く環境などのどこにあるのか振り返ってみましょう。むくみやすいというのは体の機能が低下しており、「体調管理を見直しましょう」というサインといえます。
体を冷やさない、適度に水分補給をする、下半身を動かす、バランスよく食べるなど、ひとつずつ改善することが大切です。

自分でできる簡単むくみケア

 家やオフィスでできる、おすすめのセルフケアを紹介します。むくみが辛いときだけでなく、予防にも役立ちます。

足首のストレッチ

足首のストレッチ

座った状態でつま先を上下に動かして、足首をストレッチ。左右交互に1秒ずつ、1セット10回×3回行います。ポイントはふくらはぎの筋肉を刺激することです。下記に紹介する足のツボ押しをしてから動かすと、より効果的です。

枕の高さをチェック

枕の高さをチェック

朝起きた時に顔がむくみやすい人は、枕の高さをチェックしましょう。低すぎる枕では顔に余分な水分が滞りやすくなるため、自分の首のカーブに合わせた高さに調節します。また、足のむくみが辛い時は、クッションなどで足を高くして眠るとよいでしょう。

足のむくみに・簡単ツボ押し

 足のむくみが気になる時は、いつでもツボ押しをしてみましょう。お風呂上がりの血行がよくなっている時は特によいタイミングです。

委中(いちゅう)

ひざの真裏

承筋(しょうきん)

ふくらはぎの一番盛り上がったところ

承山(しょうざん)

アキレス腱から上に指をなぞり、ふくらはぎが盛り上がる手前

委中(いちゅう)・承筋(しょうきん)・承山(しょうざん)

この3つのツボはひざ裏からふくらはぎにあり、代謝を上げると言われています。
息を吐きながら、親指で少し痛いけれど気持ちいいと感じる強さで各5秒×3回押します。

血海(けっかい)

血海(けっかい)

ひざの皿の内側上部から、指3本分上

押すと血行がよくなるツボで、血行不良によるむくみに。息を吐きながら、親指で少し痛いけれど気持ちいいと感じる強さで各5秒×3回押します。

陰稜泉(いんりょうせん)

陰稜泉(いんりょうせん)

内くるぶしに親指を当てて足首をつかみます。そのままひざに向かって上に親指をすべらせて、骨の出っ張りで親指が止まった部分

足のむくみ解消のツボといえば、陰稜泉です。押して痛い時はむくんでいるので、息を吐きながら、親指で少し痛いけれど気持ちいいと感じる強さで各5秒×3回押します。

顔のむくみに・簡単ツボ押し

 顔のツボは皮ふがデリケートなのであまり力は入れずに、ゆっくり押します。朝起きた時に押すのがおすすめです。

顔のむくみに・簡単ツボ押し

顔のむくみに・簡単ツボ押し

①翳風(えいふう)

耳の裏側のくぼんだ部分

顔やまぶたのむくみによいツボ。息を吐きながら、3秒×3回押します。

②太陽(たいよう)

眉尻と目尻を結んだ延長線上にあるくぼんだ部分

顔やまぶたのむくみのほか、目が疲れている時にもおすすめのツボです。息を吐きながら、3秒×3回押します。

③攅竹(さんちく)

眉頭の部分

膀胱につながるツボと言われ、顔のむくみだけでなく体のむくみ対策にもおすすめです。息を吐きながら、3秒×3回押します。

④魚腰(ぎょよう)

眉毛の左右中央の部分

目の周りのむくみケアのほか、目の疲れやまぶたのたるみ予防にも役立ちます。息を吐きながら、3秒×3回押します。

⑤絲竹空(しちくくう)

眉尻のくぼんだ部分

目の周りのむくみのほか、目尻のしわ予防にもおすすめのツボです。息を吐きながら、3秒×3回押します。

⑥巨髎(こりょう)

黒目の真下、ほほ骨の左右中央

顔のむくみやほほのたるみ、気になるほうれい線のケアにおすすめです。下から押し上げるように、息を吐きながら、3秒×3回押します。

⑦大迎(だいげい)

耳の下にある下あごの角から指2本分前

ちょうど動脈に触れるツボのため、刺激することで血行がよくなります。息を吐きながら、3秒×3回押します。

むくみ予防に役立つおすすめの食材

東洋医学では、「むくみによい」と言われる食材があります。夏のむくみ対策を意識してとるとよいでしょう。

むくみ予防に役立つおすすめの食材

ハトムギ

利尿効果が高く、余分な水分の排せつを促します。麦茶としてこまめに水分補給するとよいでしょう。きゅうりやスイカなど、夏が旬の野菜や果物、タンパク質食品では、シラス、アサリ、大豆などにも同様の働きがあります。

とろみのある温かいもの

冷房による冷えからむくんでいるときは、温かいものをとりましょう。くず湯やコーンポタージュスープなどのとろみがある食べ物は、体内にとどまって体をじんわりと温めてくれます。

米、とうもろこし、芋類など

気温と湿度の高い日本の夏では、消化機能の低下からむくむことがあります。そんな時は胃腸の働きを整えて代謝を高める、米やとうもろこし、山芋などの芋類がおすすめです。また、かぼちゃ、にんじん、きのこ類にも同様の働きがあります。

しょうが、ねぎ、みょうが

体を温める作用を持つ薬味食材は、冷えによる血行不良から起きるむくみケアに役立ちます。体を温めて、余分な水分を発散できると考えられています。

砂糖のとりすぎはむくみの元

砂糖には水分を溜め込む性質があり、体を冷やす働きも持っています。つまり夏のむくみに拍車をかける食材です。代謝も落ちやすく、老廃物が滞りやすくなります。暑いからといってアイスや、スイーツの食べ過ぎは体がむくみやすくなります。砂糖のとりすぎには注意しましょう。

砂糖のとりすぎはむくみの元

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