中央ろうきん社会貢献基金 助成事業のあゆみ
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 房総半島南部の千葉県館山市にある陸続きの“沖ノ島”一帯で、自然体験プログラムや環境保全活動をしている「たてやま・海辺の鑑定団」は、2006年から2008年と2010年の4年にわたって助成を受けた。 助成金で、千葉県立安房博物館の一角に「海からの贈り物館」を開設し、沖ノ島の情報を発信したが、博物館が閉館。新しく構えた事務所に移設した。2010年には、地元の子どもたちとガイドブック『海辺の生き物語。』を作成できた。「第2版まで発行し、地域の書店にも置かれています。」と、理事長の竹内聖一さんは胸を張る。南房総の自然を守り、活かし、地域を活性化2003年に任意団体として創立し、2004年にNPO法人化した「たてやま・海辺の鑑定団」。身近な自然を感じることで、環境や生態系について自ら考える人を育てることを基本方針に、沖ノ島を中心に海辺の資源を活用した「自然体験プログラム」を実施している。世界の環境問題を考えることにもつながる環境保全活動を実施し、自然環境の保全と活用の仕組みである「エコツーリズム」の実現を目指している。助成団体REPORT沖ノ島の魅力を発信地元の子どもたちとガイドブックを作成特定非営利活動法人 たてやま・海辺の鑑定団 千葉県沖ノ島アマモ場再生活動 館山総合高校の生徒さんと▲海辺の楽しさと大切さを 伝えるガイドブック 「海辺の生き物語。」アマモ苗移植活動大賀海岸シュノーケリング 練習風景大賀海岸での活動①沖ノ島公園代表の竹内 聖一さん大賀海岸での活動②11−中央ろうきん社会貢献基金助成事業のあゆみ

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