「助成を受けたことで、行政や地域の漁協、海の活動をしている他の地域の団体とのネットワークが広がりました。地域のポテンシャルや、この活動が地域で必要とされていることにも気づかされ、“南房総の自然の保全と活用の仕組みをつくるエコツーリズムの実現を目指す”という活動の方向性が明確になりました。市や地域の皆さんと沖ノ島について考える検討会議をつくり、環境保全協力金の仕組みをつくるなど、横の連携も深まりました。」 2019年9月には「令和元年房総半島台風」が沖ノ島を襲い、現在は市や地元NPO、消防団と森の再生事業にも取り組んでいる。 「子どもの頃、 “沖ノ島探検隊”に参加した子が28歳になって、ボランティアとして手伝いたいと電話をくれました。沖ノ島を事業体としてとらえ、地域の持続的な活性化に役立つ仕組みをつくり、若者が『沖ノ島が僕の仕事場です』と言えるような雇用を生み出していきたいです。」行政・地域との連携が深まり、方向性明確に若者の雇用創出にも意欲助成プログラム4年間の活動2006・2007年度千葉県立安房博物館の一角に「海からの贈り物館」を開設。2008年度沖ノ島の「無人島探検」を充実させるために、備品やユニフォームを購入。2010年度ガイドブック『海辺の生き物語。』を作成。これまでに5,000部を販売。1年目2年目3年目さらなる飛躍へ自然環境の保全と活用の仕組みづくりと雇用の創出を目指している。4年目沖ノ島 森の再生活動②国際海岸クリーンアップ①台風被害を受けた沖ノ島の守り神 宇賀明神国際海岸クリーンアップ②国際海岸クリーンアップ③【たてやま・海辺の鑑定団】HPはこちらからhttp://www.umikan.jp団体ホームページ沖ノ島 森の再生活動①沖ノ島 森の再生活動③【たてやま・海辺の鑑定団】インタビュー動画はこちらからhttps://chuo.rokin.com/about/csr/kikin/〈中央ろうきん〉スペシャルムービー 環境や生態系について自ら考え、今の自然が10年・50年・100年と続くよう守っていく人を育てる活動と、その活動を通じて地域の活性化に寄与する取り組みが評価され、助成を決定しました。「沖ノ島の50年後の環境を考えることは、世界の環境問題を考える事にも繋がります」と話す竹内さんの言葉が印象的でした。 〈中央ろうきん〉は、持続可能な社会を目指して地域の環境・生態系を保護する活動と、その活動を通じて地域の人たちをつなげる活動を応援しています。助成を決めた意義12中央ろうきん社会貢献基金助成事業のあゆみ−中央ろうきん助成プログラム助成団体レポート④
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