社会的不利・困難を抱える若者の“はたらく”を応援 5年間の助成事業を通して、まだ社会的に認識されていない若者問題がたくさんあることに気づかされました。若者の多様なニーズに応えて試行錯誤しながら行われている取り組みを通し、何が必要か、何が有効なのかを知ることができました。 ささやかですが「中央ろうきん若者応援ファンド」は若者の多様な実態と多様な団体の取り組みを視野におさめ、それらを社会に伝え、やがては社会のインフラとして確立していくことに貢献できたのではないかと思います。THE BIG ISSUE社会的に孤立する若者の“はたらく”を支えるために、いま必要なこと 「中央ろうきん若者応援ファンド」では、助成団体を広報面においても支援し、「社会的不利・困難を抱える若者」の就労に係る理解や認知を広めていくことを目的に、雑誌『ビッグイシュー日本版』にて助成団体の活動紹介記事を連載しました。同誌はすべての人が生きやすい社会、特に若者が希望をもって生きられる社会をめざす雑誌です。 掲載により今までとは違うチャネルで発信することができました。多くの人に活動を知ってもらうことができ、他団体と出会える贈呈式や報告会が団体間の交流の場になり、助成後も関係が続いていることも嬉しいことです。これらのことは「若者応援ファンド」の大きな特徴となりました。※連載コラム、団体紹介記事は 中央ろうきんHPからもご覧いただけます。交流会の様子2018年贈呈式● 新規プログラムの立上げ〔今回初めて取り組む活動〕● 既存事業のスケールアップ 〔自団体の活動の質の向上や、量・エリアの拡大を目指す活動〕● 既存事業のスケールアウト〔ノウハウの移転やモデル展開を図る活動〕対象となる事業重視する活動〔人材育成、スキルアップ、支援者拡大など〕・ 他の事例やプログラムを学び、スタッフがスキルアップするための活動・ 地域の人の参加を促し、若者応援の担い手を広げていく活動 など若者と社会をつなぐ支援者(スタッフ・ボランティア)を育てるプログラム〔生活保障、生活支援、就労支援、中間的就労、雇用創出など〕・ 他団体と連携し、ネットワークを組んで出口をつくる活動・ 若者たちの暮らし・学びをサポートする新たな仕組みや場所をつくる活動 など若者応援の出口をつくる、出口につなげるプログラム中央ろうきん若者応援ファンド中央ろうきんは、社会的不利・困難を抱える若者の就労支援に特化した助成制度「中央ろうきん若者応援ファンド」を2014年に創設し、若者がどのような困難な事情を抱えていても、地域で働き、夢や希望を描ける社会の実現に向けて取り組んできました。17−中央ろうきん社会貢献基金助成事業のあゆみ
元のページ ../index.html#18