森の幼稚園の“やっほうの森”では遊歩道や広場をつくり、地域に貢献したとして県から表彰を受けた。さらに、竹を組んだイベント用テントなどの商品も開発した。「42回実施したプログラムには141人の若者が参加。地域の方からの感謝の声に自信をつけて、7人が一般企業や若者支援団体に就職しました。」 活動をまとめた「運営ガイド」を配布したことで、地域での認知度や評価も上昇した。 「助成金は団体の可能性を広げてくれた。助成を機に、里山の活動に障がい者や高齢者など、さまざまな人を受け入れたいと思うようになり、さっそく県や企業と協力して、里山での活動が高齢者の健康増進にどれだけつながるかを調査しました。」 2020年には、静岡からインターン希望の大学生もやってきて、「将来は自分も環境NPOを立ち上げたい」と意欲を見せている。「人口の減少で、中山間地域に若者の力はますます欠かせなくなる。活躍の場を一つでも多く用意しておきたいと思います。」森づくりで県から表彰 7人の若者が就職決定若者応援ファンド1年間の活動2017年度栃木県内の若者支援団体と連携し、「みどりの中間的就労訓練」を42回実施。30代前半を中心に141人の若者が参加。7人が一般企業や若者支援団体に就職した。さらなる飛躍へ若者の受け入れによって、ボランティアのスキルがアップ。SDGsに則って子どもや障がい者、高齢者など、さまざまな人を里山の活動につないでいくことを計画中。やっほうの森竹のテントができるまで1.竹の伐採、搬出2.竹の油抜き3.テントの組み立て4.完成有機農家さんと連携して竹の大豆プランターづくり栃木県より表彰を受けました。1234【トチギ環境未来基地】HPはこちらからhttps://www.tochigi-cc.org団体ホームページ【トチギ環境未来基地】インタビュー動画はこちらからhttps://chuo.rokin.com/about/csr/kikin/〈中央ろうきん〉スペシャルムービー 人口の減少などで手入れが行き届かなくなった中山間地域の里山問題の解決に向け、環境保全と若者の就労支援を両立する事業活動などがサステナビリティの観点から評価され、助成を決定しました。助成を機に、障がいを抱えている方や高齢者など、多様な人々を巻き込んだ活動へと発展しつつあります。 〈中央ろうきん〉は、環境保全と就労支援を両立する共通価値の創造による持続可能な活動を応援しています。助成を決めた意義20中央ろうきん社会貢献基金助成事業のあゆみ−中央ろうきん若者応援ファンド助成団体レポート⑥
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