中央ろうきん社会貢献基金 助成事業のあゆみ
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 2005年につくばエクスプレスが開通し、転入する核家族が急増した茨城県守谷市。地縁もないお母さん達の支援をしたいと「子育てネットワークままもり」を立ち上げ、子育て世代に情報を発信してきた。「子育て支援のガイドブックを作成しても行政の資金協力を得られず、『中央ろうきん助成プログラム』に応募。2015年から4年間の助成を受けました」と、代表の宮下さんは言う。 その助成金で、1年目は『レストラン・お出かけガイドブック』を3,000部作成することができ、無料で配布した。このガイドブックの発行は反響が大きく、どこに行けば手に入るかなど守谷市役所に問い合わせが数多く入ったほど、子育てしている方々のニーズと合致した。  「子どもたちと木のおもちゃをつくるワークショップも開きました。ワークショップの下準備をする拠点がないのが悩みでしたが、助成金で道具をそろえ、作業場を借りることもできました。」地域を元気に!楽しく、みんなで子育て応援地域に子育ての情報や場が少ないなか、ママ目線で考え「あったらいいな」を応援したい。そんな思いで守谷市に住む子育て中のママたちが、自分たちの身近な課題に取り組もうと2011年に発足し、2017年に一般社団法人化した「ままもり」。「子どもは地域の宝物、地域みんなで子育てを楽しもう」をモットーに、子育て・お店や会社・ご近所・NPOをつなぐ地域に密着した活動を展開している。助成団体REPORTガイドブックを発行し活動拠点や道具も充実一般社団法人 子育てネットワークままもり 茨城県代表の宮下 嘉代子さん(右)理事の今野 千秋さん(左)ワークショップ①ワークショップでの技術指導保育園・幼稚園ガイドブック(2014年版)ワークショップ②ワークショップ③ワークショップ④7−中央ろうきん社会貢献基金助成事業のあゆみ

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