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住宅ローンの
手数料の種類は?
借入前・借入後にかかる
費用について

住宅ローンを組むときに、「どのような手数料がかかるのだろう」「どのくらいの金額が必要なのだろう」といった疑問を持たれる方は多いのではないでしょうか。
住宅ローンを組む際にかかる費用には、手数料や保証料などがあります。また、住宅ローンは、数十年単位で返済が続くため、将来的に繰上返済や、住宅ローンの借り換えなど検討することもあるでしょう。

この記事では、住宅ローンを組む際に必要な手数料の種類と、保証料やその他必要となる諸経費などについて解説します。また住宅ローンを借りた後に必要となる手数料についてもご紹介します。

住宅ローンの手数料とは?

住宅ローンを組む際に必要となる諸費用の一つに、金融機関に対して払う事務手数料や、保証会社に支払う保証料があります。事務手数料は融資事務手数料、取扱手数料などとも呼ばれます。

事務手数料には定額型と定率型の2種類があり、金額は金融機関ごとに異なります。定額型の手数料は数万円程度、定率型では借入金額の2.2%(税込)程度が一般的です。

住宅ローンの事務手数料の種類

事務手数料は融資を受ける金融機関に対してローンの契約時に一括で支払う費用です。
事務手数料には「定率型」と「定額型」の2種類があり、どちらか一方を採用している場合もあれば、両者から選択できる金融機関もあります。
また、繰上げ返済により予定より早くローンを完済したとしても、事務手数料の返金はありませんので覚えておきましょう。

手数料定率型

手数料定率型は、「借入額×○%」のように借入額に一定の料率を乗じて算出するため、借入額によって手数料が変動するのが特徴です。

金融機関の多くは定率型の事務手数料率を2.2%(税込み)と設定しています。
定率型のメリットは、後述する定額型と比べて低い金利で借入できることです。一般的に、事務手数料は定額型より高くなりますが、低い金利でローンを組むことができれば、返済が長期間になりがちな住宅ローンでは、支払総額を抑える効果が期待できます。

ただし、定率型の注意点は、借入額が多くなるほど事務手数料が増えるため借入時の初期費用が高くなることです。

手数料定額型

手数料定額型は、住宅ローンの借入額に関わらず、手数料が一律であることが特徴です。返済期間が短い場合においては定率型より総返済額が少なくなるケースがあります。

ただし、定額型は定率型に比べて金利が高く設定されるケースが多いため、返済期間が長くなるほど、定率型よりローンの総支払額が高くなる傾向があります。

どちらの種類がおすすめ?

それぞれのメリットや注意点を踏まえたうえで、それぞれどのような方におすすめなのかを見ていきましょう。

手数料定率型がおすすめな方は、「毎月の返済額を抑えたい方」です。前述したとおり、手数料定額型より金利が低いことが多いため、毎月の返済額を抑えることが可能です。
住宅ローンの金利差は、返済期間が長くなるほど総支払額に影響を与えます。そのため、「長期での返済計画を立てている方」には、金利の低い定率型がおすすめです。

手数料定額型がおすすめな方は、「ローンの返済期間が短い」方です。返済期間が短ければ、金利差が総支払額に及ぼす影響は限定的です。繰上げ返済をおこなう予定がある場合にも手数料定額型を選ぶと良いでしょう。手数料はローンの契約時に一括して支払うものですので、住宅ローンの初期費用を抑えて家具の購入や引越し費用に充てたい方にも、手数料定額型がおすすめです。

住宅ローンの保証料とは?

家と電卓とクエスチョンマーク

住宅ローンの保証料は、保証会社に支払う費用です。万一、契約者がローンを返済できなくなった場合には、保証会社がローンの残債を金融機関へ一括返済します。
ただし、契約者の債務は免除されませんので注意してください。返済先が金融機関から保証会社に移るだけで、契約者は保証会社に対して返済義務が生じます。

事務手数料定額型を選択した場合、別途、保証料の支払いを求められるケースがあります。
保証料の支払いには、一括前払い方式と、毎月の金利に上乗せして払う金利上乗せ方式の2種類があります。それぞれの方法について説明します。

一括前払い方式

一括前払い方式は、住宅ローンの契約時に一括で保証料を支払う方法です。保証料は借入額の2%前後の場合が多く、契約時にある程度まとまった資金が必要になります。例えば、借入額が3,000万円なら、60万円の保証料を一括で準備する必要があります。

金利上乗せ方式

保証料を住宅ローンの金利に上乗せして払う方法です。一括前払い方式より金利が高くなりますが、契約時に資金を準備する必要がないため、初期費用を抑えられるメリットがあります。

住宅ローンにかかるその他の諸費用について

事務手数料や保証料のほかにも、住宅ローンを契約する際には、次の諸経費が必要です。

諸費用の種類 内容
団体信用生命保険 死亡や高度障がいなど、万一の場合に保険会社より保険金が支払われ、ローン返済に充当される保険
火災保険・火災共済 融資対象の住宅につける保険会社の火災保険・火災共済

団体信用生命保険は団信とも呼ばれ、死亡や高度障がいなど、万一の場合にローンの支払いを肩代わりしてくれる保険です。先述の保証会社とは違い、債務が引き継がれるのではなく、ゼロになります。団信があることで、万が一の場合であっても、残された家族の負担を軽減することができます。また、死亡や高度障がいの場合だけでなく、特定疾病保障をつけた特約付き団信もあります。

火災保険は、住宅や家具(家財)などの損害を補償するための保険です。火災による損害はもちろん、風災や雪災、水災、盗難なども対象になります。また、地震保険は火災保険とセットでのみ加入できます。いつ起きるかわからない大きな地震に備えて、加入しておくことをおすすめします。
なお、〈中央ろうきん〉でも火災保険・火災共済をご用意しております。

また、住宅を購入する際には、これらの手数料や保険料のほかに、さまざまな諸費用がかかります。住宅購入時の費用については以下のコラムで解説しているので、あわせてご覧ください。

住宅ローンを組んだあとの手数料の種類

住宅ローンの借入時に必要な費用について解説してきましたが、ローンの返済中におこなう次の手続きにも手数料が発生します。
住宅ローンを借りたあとにかかる手数料の種類には以下のようなものがあります。

手数料の種類 内容
繰上返済手数料 一部または全額繰上返済するための手数料
借換手数料 他行ローンへの借換をする際に必要な手数料
特約金利切替手数料 住宅ローンの金利を切り替える手数料。変動金利型から固定金利特約型・上限金利特約型への切り替えや、固定金利型から変動金利型への切り替えなどで必要

これらの手数料は金融機関により異なります。手数料を無料としている金融機関もありますので確認してください。

〈中央ろうきん〉のローンに関する手数料について

なお、〈中央ろうきん〉の住宅ローンは、一部繰上げ返済の手数料が無料です。

繰上げ返済について

住宅ローンはトータルコストで選ぶ

住宅ローンを組む際には、事務手数料、保証料、火災保険料、団体信用生命保険料などの費用がかかります。
事務手数料には定率型、定額型の2種類があり、住宅ローンは手数料の選び方次第で総支払額が異なります。どちらが良いかは、借入額や借入期間によって違います。住宅ローンは金利だけでなく、トータルコストを比較して選ぶことが大切です。

このコラムは、2024年3月時点の情報を基に作成しています。

監修者情報

山﨑裕佳子 FP事務所MIRAI 代表

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、証券外務員二種保有。
通関士として通関業務、メーカーにて海外営業事務、銀行にてテラーなど経験し、FPの道へ。
2022年「FP事務所MIRAI」設立。家計の見直しでMIRAIを変えるをモットーに、各種相談、金融記事執筆、書籍監修等、幅広く活動している。

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