理事長メッセージ
会員、組合員、ご利用者の皆さまには、平素より中央労働金庫をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。
2001年4月に1都7県の労働金庫が合併して〈中央ろうきん〉が誕生して以来、健全経営を続けることが出来ているのは、ひとえに会員、組合員、ご利用者の皆さまのお力添えあっての賜物であり、深く感謝を申し上げます。
さて、2023年度は、人流の回復やインバウンド需要の拡大など、経済活動の正常化が一段と進みました。一方、原材料費やエネルギー価格の高騰、物価上昇が続いたことによって実質賃金はマイナスとなり、目先の生活への不安に加えて将来への不安も重なる状況となっています。こうしたなか金庫は、会員・組合員とのFace to Faceのコミュニケーションを強化しライフプラン支援・家計応援など〈ろうきん〉ならではの活動を展開するとともに、協同組織の福祉金融機関として相応しい組織風土の確立および強固な経営基盤の構築に向けて取り組みました。
2024年度は『第7期中期経営計画』の最終年度として計画の完遂を目指すとともに、『第8期中期経営計画』を見据えて取り組む年度となります。金庫を取り巻く環境や『第7期中期経営計画』の遂行状況を踏まえ、組合員のライフプラン支援および労金運動の裾野拡大に向けて取り組みを強化していきます。
〈中央ろうきん〉は、これからも『ろうきんの理念』を基本に据え、働く人の夢と共感を創造する協同組織の福祉金融機関として、一層努力してまいります。
2024年7月理事長 杉浦 賢次