重要課題3
人権の尊重
当金庫は、「働く人の福祉金融機関」として、年齢、性別、障がい、経済的地位などに関わりなく、すべての人々の多様性を尊重し、誰もが安心して生活できる共生社会の実現に寄与していきます。
具体的な取組み
当金庫は、高齢の方や障がいのある方など、多様なお客様にご利用いただきやすい金融機関を目指し、店舗のバリアフリー化に取組んでいます。
多様なお客様の来店に備えた顧客応対の実践
当金庫をご利用いただくすべてのお客様の状況に応じて必要な接客ができるよう、店内研修ツールを整備し、営業店ごとに職員研修を実施しています。また、お客様から寄せられたご要望・ご意見への対応については、各職場で業務に反映させるため、イントラネットで全職員が共有しています。
2018年度より、営業店所属の職員を対象に「認知症サポーター養成講座」を開催し、当金庫の「認知症サポーター」は442人(2024年7月末時点)となりました。また、「障がい者対応研修」を実施して、障がいを持つ方への適切な配慮および応対の実践を学びました。
- 「認知症サポーター」とは、認知症に関する正しい知識と理解をもち、地域や職域で、認知症の人や家族にできる範囲で手助けを行う応援者のこと。
店舗・設備のバリアフリー化・ユニバーサルデザイン化
車椅子の全店設置、目の不自由な方に配慮した点字誘導ブロック、店舗出入り口の段差解消のためのスロープ・手すり、車椅子利用者専用駐車場、バリアフリートイレ等、店舗のバリアフリー化を順次進めています。また、視覚に障がいのある方が、受話器から流れる音声案内に従って受話器のプッシュボタンを操作するとお取引ができる音声案内付きATMを全店に設置しています。
その他、コミュニケーションボードや耳マーク、杖ホルダーなどのバリアフリーツールを設置し、店頭で可能な応対方法をご案内するためのステッカーを表示しています。
点字ブロックやスロープ等の設置
点字誘導ブロック
(水戸支店)
車椅子専用駐車場
(西多摩支店)
目の不自由なお客様に配慮した点字誘導ブロックや、店舗出入り口の段差解消のためのスロープ・手すりを設置しています。また、車椅子をご利用されるお客様向けの専用駐車場の設置を進めています。
音声案内付きATMの設置
目の不自由なお客様にも安心してATMをご利用いただけるよう、音声案内用の受話器が付いたATMを全店に設置しています。
このATMは、受話器から流れる音声に従って、受話器のプッシュボタンでお取引の操作ができるので、ATM画面のタッチパネルを操作する必要はありません。
AED(自動体外式除細動器)の設置
ご来店いただいたお客様や地域の皆さまに万一の事態が発生した際に備え、AED(自動体外式除細動器)の設置を進めています。また、設置に併せて、職員に対する操作方法等の講習も実施しています。
バリアフリーツールの設置
耳の不自由なお客様と円滑なコミュニケーションを図るための各種ツール、杖をお持ちのお客様のための「杖ホルダー」など、全営業店でバリアフリーツールを導入しています。
耳マークプレート
耳の不自由なお客様にもご利用いただきやすい環境を表すマークです。
筆談器
ホワイトボードタイプの小型の筆談器です。
コミュニケーションボード
描かれた文字やイラストを指差すことでコミュニケーションが図れるボードです。ご用途に応じて2種類ご用意しております。
杖ホルダー
杖をお持ちのお客様が窓口で手続きをされる間に、杖が倒れないよう固定するホルダーです。
電話リレーサービスへの対応
当金庫では、聴覚や発話に困難のあるお客様の利便性向上のため、公共インフラとして「電話リレーサービス」を介したお問合せに対応しております。
「電話リレーサービス」とは、聴覚や発話に困難がある方ときこえる方(聴覚障がい者等以外の方)を、通訳オペレータが「手話」または「文字」と「音声」を通訳することにより、電話で即時双方向につなぐことができるサービスです。聴覚や発話に困難がある方は事前に利用登録が必要です。
詳細は、日本財団電話リレーサービスのホームページをご覧ください。