重要課題4
職員の働きがい
当金庫は、「ろうきんの理念」の体現者である職員一人ひとりの働き方を尊重し、働きがいのある職場環境を整えることと併せ、多様な人材の育成・活用と活力のある組織風土の形成に取組んでいきます。
“ろうきんらしい”研修カリキュラムの実施
当金庫は、OJT、Off-JT、自己啓発という循環を通じて、「個(職員)の成長」を「組織(金庫)の成長」につなげるための能力開発を行っています。具体的には、テクニカルスキル・リーダーシップの二つの成長軸に基づき、「金融アドバイザーとしての役割発揮に向けた相談・提案力の向上」と、「CSR経営実践に対応できるろうきんらしいリーダーシップの強化」の二点を重点課題に設定し、取組んでいます。
また、若手・中堅職員のCSR意識と労働運動・労金運動に係る知識力の向上を図るため、階層別研修において、CSR実践研修を継続実施しています。
多様な人材の活用に向けた環境整備
当金庫は、仕事と家庭の両立支援に積極的に取組み、2008年7月に東京労働局長より「基準適合一般事業主」としての認定を受けています。
2020年7月22日には4回目の「次世代認証マーク(くるみん)」取得に加え、より高い水準の取組みを実践する優良な「子育てサポート企業」として、「プラチナくるみん認定」を取得しました。
今後も引き続き、すべての職員が能力を十分に発揮できる職場環境の整備に取組み、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の推進に努めてまいります。
育児休職の取得率は、女性職員100%、男性職員21.1%となっています(2023年2月時点)。
女性職員のさらなる活躍に向けた取組み
認定マーク「えるぼし」
女性職員のキャリア形成や多様な働き方の拡充を目指した諸施策(管理職への積極的な登用、キャリア意識の醸成、職場環境の整備)を行う「女性活躍」の推進に取組んでいます。
具体的には、女性が活き活きと長く活躍し続ける職場づくりを進めるべく、「キャリアアップ意識醸成」と「産休・育休者への支援」という2つの観点から、「女性のためのキャリア開発研修」と「仕事と子育て両立支援研修」を実施しています。
ライン管理職に占める女性職員の割合は、11.1%となっています(2023年3月時点)。
2020年1月8日付で、厚生労働大臣より「えるぼし」(3段階中3段階目)の認定を受けました。
女性のためのキャリア開発研修
30歳を迎える全ての女性正職員を対象に、ライフイベント等の転機をプラスに受け止めて働き方や捉え方の視野の拡大を図るとともに、将来的に管理職やリーダーを担うメリットを再認識し、キャリアアップ意識の醸成を図ります。
仕事と子育て両立支援研修
両立に対する不安の解消や円滑な職場復帰の支援とマインドセットを促しています。また、男性職員を含む管理・監督者には、研修を通じて出産・育児への職場理解や意識改革、女性部下のマネジメント方法などの理解浸透を図っています。
働き方改革・健康経営の推進
「働き方改革」推進に向けた取組み
職員が家族との時間や自己啓発、地域活動への参加のための時間を確保しリフレッシュすることを目的に毎週水曜日と毎月第2金曜日を全職場一斉に定時退勤する「R-DAY」や、20時までに業務を終了し、消灯・退館する「ライトダウン運動」を設定するなど、ワーク・ライフ・マネジメント(=仕事と生活の積極的マネジメント)を通じて、「働き方改革」推進に向けたさまざまな取組みを進めています。
「健康経営」推進に向けた取組み
労働金庫業態は、役職員等の健康増進への取組みを戦略的な“投資”と位置付け、生産性向上や医療費負担の削減、さらに成長性のある企業として社会的価値の向上を目指す「健康経営」を推進するため、業態全体の健康管理指針として「労働金庫健康経営宣言」を策定しました(2017年4月1日)。
当金庫では、本宣言を具体化するために「中央労働金庫行動計画」を策定し、ワークライフバランスの実現やメンタルヘルスケアの実践、受動喫煙対策の強化などにかかる5つの基本項目を設定して、役職員等の健康の維持・推進に取組み、経済産業省と日本健康会議より「健康経営優良法人2023(大規模法人部門)」に認定されました。今後も職員一人ひとりが心身ともに健康で安心して働き続けられるよう、健康経営の推進に努めてまいります。