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2024年 選考結果

選考委員の所感

中央ろうきん助成制度“カナエルチカラ”~生きるたのしみ、働くよろこび~ 中央ろうきん助成制度“カナエルチカラ”~生きるたのしみ、働くよろこび~

本選考所感

労働者福祉東部ブロック協議会 会長
吉成 剛

写真:吉成 剛

≪プロフィール≫
1980年日産自動車栃木工場入社、2005年日産自動車労働組合専従、2007年自動車総連栃木地域協議会議長、2013年日本労働組合総連合会栃木県連合会事務局長、2019年より会長、2023年より労働者福祉東部ブロック協議会会長。

多様性を尊重し、誰一人取り残されない社会の構築を目指して

 新型コロナウイルスは、昨年6月に感染症法上の5類に移行となり、社会経済が平時に戻りつつありましたが、原材料高騰による物価上昇によって、私たちの暮らしに影響が及んでいます。特に、生活に困難を強いられている皆さまを直撃しています。そのような方々に寄り添い、支援活動を展開されている多くの皆さまが、今回の中央ろうきん助成制度“カナエルチカラ”に応募をいただきました。心から敬意を申し上げます。労働者福祉運動は、働く人たちの福祉(幸せ)の実現に向けて政策や制度の改善を要求していく取り組みと、労働者自らが関与して福祉を作り上げていく労働者自主福祉運動(事業)を「車の両輪」として活動してきました。しかし、時代を経るにつれて、組織された労働者だけを守るのではなく、中小未組織労働者や、働きたくても働けない仲間、地域でさまざまな課題を抱えている方々と共に活動をしていくことが求められています。私たちの役割は、多様性を尊重し誰一人取り残されない社会を構築することです。引き続き各団体と連携した取り組みを展開してまいります。今回応募いただきました団体の益々のご健勝を祈念申し上げます。

立教大学 コミュニティ福祉学部
教授 後藤 広史

写真:後藤 広史

≪プロフィール≫
博士(社会福祉学)。社会福祉士。認定NPO「山友会」/社会福祉法人特別区社会福祉事業団理事。専門は貧困・ホームレス問題、生活困窮者の「自立」支援。主な著書に「ホームレス状態からの『脱却』に向けた支援」。

応募団体の活動への期待と願い

皆さまからいただいた応募書類を見ながら、応募団体の皆さんのこの社会を良くしようとする熱意を感じることができました。その熱意にまず心から敬意を表したいと思います。
 選考の過程では、どのような問題意識のもと、新たにどのような事業を行い、それをどう地域へ展開していくのか、ということが具体的に書かれているかを重視しました。またその事業を実現するための予算がどのように配分されているかについても注意を払いました。皆さんが提案された事業はどれも素晴らしく、甲乙つけることは大変難しい作業でした。採択された団体はもとより、残念ながら今回採択に至らなかった団体の提案内容も、それ自体は大変素晴らしいものであったことは、この場を借りてお伝えしておきたいと思います。
 皆さまが提案してくださった事業を拝見して、私は本助成金が社会に対して大きな希望と変化をもたらす可能性があることを深く感じました。本助成金を通じて、皆さまのこれからの活動が、多くの人々の「生きるたのしみ、働くよろこび」の創出につながることを心から願っています。

公益社団法人 ユニバーサル志縁センター
専務理事 池本 修悟

写真:池本 修悟

≪プロフィール≫
大阪府豊中市出身。武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授も兼務。
学生時代にNPOを起業し、社会活動を行う人たちの支援活動に従事。
現在は社会的養護を巣立った若者を支援する首都圏若者サポートネットワークやデジタルものづくり教育を推進するMinecraftカップの運営等、子ども・若者の支援活動に力を注いでいる。

助成を越えた協働を〈中央ろうきん〉と!

 本当に厳しい選考でした。不採択になった皆さまも支援額の制約があるため選考されませんでしたが、素晴らしい取り組みばかりで選考会場はまさに苦渋の決断の連続でした。
 そんな大役である選考委員としての2年目を終え感じたことがあります。それは〈中央ろうきん〉の会員団体・地域のNPO支援組織・〈中央ろうきん〉都県本部の各選考委員で実施する「都県選考(一次選考)」が「カナエルチカラ」の源泉なのではないかということです。本選考(二次選考)に残った団体の皆さんは厳しい選考を乗り越えてきた団体なのでパワーがあることは間違いありません。しかし社会課題を既存のつながりだけで解決することはできず今以上の連携や協働を必要とする団体が多く見受けられました。特に助成金以外で〈中央ろうきん〉や労働組合とコラボし、ポテンシャルを引き出せている団体はほとんど見受けられませんでした。せっかくのご縁ですので応募された全ての団体は少なくとも地元の〈中央ろうきん〉関係者の皆さんと今後につながる交流をし目的達成の一助にしていただけると幸いです。

一般社団法人 SDGs市民社会ネットワーク 理事・事務局長
新田 英理子

写真:新田 英理子

≪プロフィール≫
富山県高岡市生まれ。民間企業後、1998年4月から現認定特定非営利活動法人日本NPOセンターに、2019年3月まで勤務。2014年から2017年まで事務局長。
2019年4月より一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク事務局長、同年8月より理事も兼務。法政大学人間環境学部非常勤講師等。

「誰一人取り残さない」は地域が主役

 「続かない世界を続く世界に」するために、地球全体で合意された持続可能な開発目標(SDGs)の運動が進められて、7年が経ちました。この世界目標は2030年までに達成しようと合意がなされたので、ちょうど中間年に当たります。日本には、世界に誇れる認知度があります。そして、まさしく、そのSDGsの理念の根幹は、「誰一人取り残さないで持続可能な社会にする」ことで、この“カナエルチカラ”が目指している「誰もが生きるたのしみと、働くよろこびを享受できる地域社会の創造」に一致しています。
 どの応募も、現在の地域が置かれている(取り残している)課題を、正面からとらえ、それを創造的に解決するための果敢なアイディアにあふれており、選考委員会では、選考基準に従い真摯な議論がなされました。1年目の団体、2年目の団体、3年目の団体の応募資料を拝読し、確実に地域からの信頼を得て、活動が広がっておられる様子に力強さを感じました。また地域からの具体的な活動の発信の重要性も感じました。協力団体の皆さまと共に、引き続き、SDGs達成に向けた活動を進められましたら幸いです。

中央労働金庫 総合企画部(CSR)担当部長
渡邊 泰男

≪プロフィール≫
東京労働金庫に入庫。都内2店舗勤務後、約10年間、本部勤務を行う。その後、神奈川地区2店舗で勤務し、2019年3月から総合企画部でCSRに関する業務(NPO融資相談・金融教育教材の制作・ダイバーシティ推進など)を担当。2022年9月より現職。

選考にあたって、大切にしたいこと

 中央ろうきん助成制度“カナエルチカラ”に多くの団体の皆さまからご応募いただきましたことを、大変うれしく感じております。皆さまから提出を受けた応募書類を拝見することで、地域社会にはさまざまな社会的課題があることに、改めて気づくことができました。そして、皆さまの想いを選考に反映させるため、応募書類を何度も何度も読ませていただきました。
 書類選考においては、助成事業の目的や達成したいことが明確で、そのために「具体的に」どのような活動を行うのかを「簡潔な」文章で書かれていることがポイントとなります。また、助成金の使われ方にも注目しました。助成2年目・3年目の選考においては、中間報告書・完了報告書でご報告いただいている内容(実績や課題)も考慮しました。選考委員会では、書類選考の内容を踏まえ、専門家の選考委員の方々と十分に話し合いのうえで選考させていただきました。
 採択された団体の皆さまには、この助成金で活動の更なる発展を願うとともに、当金庫やそのステークホルダーとのつながりを深めていただくことも期待します。

都県選考所感

茨城地区

〈中央ろうきん〉会員団体

 今般の物価上昇やエネルギー高騰など、身近な課題や社会問題を踏まえた形で多くのご応募をいただきました。
 特に物価上昇の影響は各団体とも大きな痛手となり、これまでの各種活動も思うようにいかないこともたくさんあったかとお察しいたします。改めて、この中央ろうきん助成制度“カナエルチカラ”が担う役割は大きなものであると感じ、選考委員として大変悩みました。
 各団体ともに地域貢献のための活動に対し改めて敬意を表します。

地域NPO支援組織

 ひきこもりがちな市民の居場所、生活困窮のひとり親への食支援、動物を介在した居場所など、市民活動ならではの多様でユニークな居場所づくりの構想が見られました。これら居場所づくりと同時に、受益者の方々が活躍する出番や役割づくりにも、今後取り組んでいただくとより良いと思います。居場所と出番がセットになることで、それが「生きるたのしみ、働くよろこび」につながりうると考えます。

〈中央ろうきん〉茨城県本部

 今回ご応募いただいた団体では、生活の困窮や就労者支援などさまざまな社会的課題に対する支援活動や人と人とのつながりから地域の活性化に向けた取り組みが行われており、高い志と熱意をもって活動する姿に感銘を受けました。
 選考については、多面的な視点や考え方で活発な議論を行いましたが、どの応募事業も甲乙つけがたく最後まで悩みました。
 今後、より多くの団体から本助成制度の趣旨でもある「生きるたのしみ・働くよろこび」に共感いただき、応募いただけることを心より願っております。
 今回応募いただきました全ての団体のご発展とご活躍を祈念申し上げます。

栃木地区

〈中央ろうきん〉会員団体

 今年度については、多数の団体より応募があり“カナエルチカラ”の認知度が徐々に上がっていると感じました。団体ごとの活動内容や特色はさまざまであり、選考では新しい取り組みなどを知る事ができ、とても勉強になりました。昨今、他人との関わりを避け、社会から孤立する人が多いなか、組織に入り「生きがい」を見つける事により、昭和時代の様な思いやりのある社会に戻れる事を期待しています。
 選考を通過した団体においては助成金を活かし、目標に向かって更なる活動を期待します。

地域NPO支援組織

 コロナ禍を経て、応募団体それぞれが対峙する地域や当事者にとっての「ニューノーマル」を志向する助成事業を応募していただきました。応募書類を拝見し、そうした活動を通じた課題解決への強い思いを読み取る一方で、思いを実現するための方策について、より具体的な言及が必要だと感じることもありました。「生きるたのしみ、働くよろこび」を感じられる社会の実現に向けて、応募団体が持てる力を十分に発揮していただけることを願ってやみません。

〈中央ろうきん〉栃木県本部

 今回都県選考を実施するにあたり、応募書類をじっくりと拝見させていただきました。都県選考では、応募された全ての団体が制約の多い環境のなかで、熱い情熱をもって活動を継続されていることに、とても感銘を受けました。
 昨年度以上に多くの団体から応募をいただき、選考では非常に悩みました。残念ながら今回は助成対象とならなかった団体も含めて、ご応募いただいた全ての団体の更なるご活躍とご発展を祈念申し上げます。

群馬地区

〈中央ろうきん〉会員団体

 今年度も多くの応募をいただき、それぞれ団体の想いが応募書類からひしひしと伝わってくるものばかりでした。長らく続いたコロナ禍が変えたのは私たちの生活様式ばかりでなく、活動に対する想いにもさまざまな形で変化をもたらしました。そういったなかでも必死に地域における社会課題を解決しようとする各団体の熱い想いを知る事ができ、選考委員として逆に勇気をもらった気持ちです。「生きるたのしみ、働くよろこび」この活動を体現していただける各団体の今後のご活躍とその活動に携わる全ての皆さまの「幸せ」を心より祈念申し上げます。

地域NPO支援組織

 今年度の選考にあたり、これまでにない新たな分野、取り組みについて知る機会となりました。選考のポイントになったのは複数の協力者により連携が取れていること、新たな受益対象者を取り込んで事業拡大していく点にあったように思います。助成事業の実施による地域・社会への影響も考慮されていたように思います。
 また助成を終えた後の中長期的計画も不可欠です。助成1年目は計画事業の準備期間に終わってしまうことも多いので、ぜひ2年、3年と応募を継続していただきたいと思います。

〈中央ろうきん〉群馬県本部

 今年度の選考にあたり、多くの団体がさまざまな社会貢献活動を行っており、助成制度などの支援を必要としていることを改めて実感いたしました。応募いただいたすべての団体がしっかりと目的を持って活動していることをより多くの人々が理解し、それぞれの地域で活動を行う輪を拡げていくことが重要であると感じました。本助成制度が一人でも多くの方の「生きるたのしみ、働くよろこび」につながれば幸いです。ご応募いただいた団体の更なるご発展と活動に携わっている皆さま方のご健勝を心より祈念申し上げます。

埼玉地区

〈中央ろうきん〉会員団体

 団体の心情に寄り添いつつ、社会の実態に対応しているか、組織の仕組みが十分に整理され安定的かつ効果的に向上改善の努力が見受けられるか、情報を整理することを心掛けて選考に臨みました。
 応募団体の皆さまにおかれましては、今回は助成対象とならなかった団体も含めて、人生100年時代の生き方・働き方を見据え、社会的に生き辛さを抱えている方々、孤立しやすい立場の方々と共に活力ある地域活動を通じ、支え合い・助け合いながら笑顔を分かち合う社会の発展に向けて取り組んでいただきたいと願います。

地域NPO支援組織

 応募団体は、高齢者・障がい者の働く機会の創出を目指すもの、不登校支援などバラエティに富んだ分野からの応募がありました。それぞれ社会的な課題で、地域社会にとって必要な支援であると思いました。しかし、選考となると実施内容、実施計画・体制、予算書を読み解いて実現可能と思われるものから選んでいくことになります。これから応募を検討している団体様は、ぜひ第三者に明確に分かるように具体的な実施内容や計画、予算書を組み立て、応募書類を記入してほしいと思います。また、応募書類を提出する前に、団体のスタッフや外部の支援組織の方などに1度読んでもらうことをお勧めします。

〈中央ろうきん〉埼玉県本部

 応募団体の活動状況や応募事業を通じて、それぞれの団体が地域への社会貢献活動として、社会が抱える課題と照らし合わせ、多様化する社会のニーズに応えていく姿勢を感じました。
 また、昨年度よりも1年目(新規)のご応募を多くいただきました。事業のテーマも多岐にわたり、今後の発展性に期待を抱く団体も多く見受けられました。
 今後も行政だけでは解決できない地域社会が抱える課題をNPO団体が主体的になり、行政と連携を図ることでNPO団体の存在感が増していくことを期待いたします。
 最後に、まだまだ助成制度を必要とするNPO団体に本制度の情報を届けられるよう工夫した取り組みが必要であると感じました。

千葉地区

〈中央ろうきん〉会員団体

 2024年度助成団体の皆さま、おめでとうございます。また、本助成制度の趣旨に賛同され、熱心に応募書類を作成いただいた全ての団体の皆さま、大変お疲れさまでした。アフターコロナを迎え、日常が戻りつつある一方で、さまざまな支援を必要とする方々は後を絶たないのが現状です。そして、そういった潜在ニーズもあるなかで、社会性や発展性、自主性などの観点から、選考委員の真摯な議論が尽きなかったことが印象深いです。
 今回、応募いただいた全ての団体が、事業目標を達成されることを祈念申し上げます。

地域NPO支援組織

 応募事業の内容は、いずれも社会状況に沿って、それぞれの団体のこれまでの活動や特性を活かした内容で共感できるものでした。
 継続2年目の応募事業については、この1年間の取り組み成果がうかがえる応募内容になっており、更なる事業成果を期待したいと思います。1年目(新規)の応募事業の選考においては、他では見られない取り組み内容であるか、地域の状況に沿っているかどうか、対象者が限定されていないかといった視点を大事にしました。助成を機に、新たな一歩を進めていただければと思います。

〈中央ろうきん〉千葉県本部

 選考に関わらせていただくなかで、全ての団体において「理念」や「想い」に感銘を受けました。
 現在の多様な社会のなかで、NPO団体の皆さまの行っていただいている活動は難しさもある一方で、その役割は大きいのだろうと改めて実感いたしました。
 選考結果に関わらず、今回ご応募いただきました全ての団体の皆さまのさらなる発展・ご活躍を心より祈念申し上げます。

東京地区

〈中央ろうきん〉会員団体

 地域における日々の生活で避けては通れない課題や、大きく社会問題化している事柄に対して、その解決に向けた取り組みを行っていらっしゃる諸団体の皆さまに改めて感銘を受けました。コロナ禍からアフターコロナへの流れのなかで、新たに表面化する課題もあると考えます。
 今後も団体の皆さまの「サポート」によって、「生きるたのしみ、働くよろこび」という思いがあふれるよう一層の熱意と行動で目標に向けた活動を期待しています。

地域NPO支援組織

どの応募事業からも生活者の視点に立ち、地域における社会課題の解決を目指した活動を行っている様子が読み取れました。
 そのなかでも、活動を始めたきっかけが地域のニーズに基づいたものであり、活動によってこれからどのようなことを目指していくのかといったストーリー性が明確に表現できている応募事業を高く評価しました。
 一方で、活動実績が十分なく実現性にはやや不安が残る応募内容でも、社会的な価値を理解・共有でき、公的な支援が難しく、“カナエルチカラ”だからこそ支援できるのではないかと判断できた応募事業を推薦しました。
 皆さまのご活躍を期待しています。

〈中央ろうきん〉東京都本部

 地域における社会課題に対する支援に向け、活動している各団体の皆さまに敬意を表します。
 応募いただいた各団体の活動内容や事業内容を拝見し、さまざまな支援の形があることを改めて感じました。
 今回ご応募いただいた団体の皆さまのご活躍により、生きるたのしみ、働くよろこびにつながる活動の輪がさらに広がることを心より祈念申し上げます。

神奈川地区

〈中央ろうきん〉会員団体

 応募された団体の皆さまにおかれましては、現代のさまざまな社会課題に対応した素晴らしい取り組みを展開されていることに敬意を表します。選考こそさせていただいたものの、どの事業も応援したいと思える素晴らしい内容でした。何より、先が見えない課題ばかりの未来を憂慮するなかで、神奈川県内において、これだけの方々が気持ちを前に尽力されていることに強い勇気をいただきました。地域に住む人々と「生きるたのしみ」を共有すること。それを「働くよろこび」とされている皆さまの益々の健勝を願い、所感と代えさせていただきます。

地域NPO支援組織

 今年度の応募事業は、コロナ禍により交流が希薄になったことで見えてきた課題解決のため、居場所を構築する事業が多い印象でした。
 応募書類を拝見していると、熱い想いが伝わってくる一方で実施事業について簡潔に記載されていない(説明が長文になってしまっている)団体や、選考基準の一つである「さまざまな団体との連携や協力」が見えづらく、あと一歩という団体もいらっしゃいました。
 応募書類の書き方や表現の仕方など、不安なことがありましたら、活動地域のNPO支援センターへの相談をぜひご検討ください。これからも皆さまの活躍を期待しています。

〈中央ろうきん〉神奈川県本部

 地域活性化やフードバンク、こども支援などに取り組んでいる多くの団体から応募をいただきました。それぞれの団体が、地域課題の解決に向けて主体的に取り組んでいる様子が伺え、感銘を受けました。また、今回の都県選考を通じ、さまざまな地域課題に触れ、多くのことを学ばせていただく機会ともなりました。
 今回ご応募いただいた全ての団体の更なるご活躍により、「生きるたのしみ、働くよろこび」が感じられる地域社会の創造ならびに人々が喜びをもって共生できる社会の実現に繋がっていく事を心よりお祈り申し上げます。

山梨地区

〈中央ろうきん〉会員団体

 ここ数年、山梨地区の応募件数は、1件という状況が続いておりましたが、今年度はご関係者の皆さまの積極的な募集活動もあり、助成1年目の応募が3件ありました。
 各団体とも地域密着で子供からお年寄りまで寄り添った活動内容で、夫々活動を通し社会貢献していきたいという強い思いが伝わってくる内容で、選考するのにとても悩みました。
 また、都県選考委員会の場で各選考委員の意見を伺ったことで、改めて本助成制度に対する考え方を、多角的に捉える良いきっかけとなりました。
 選考結果に関わらず応募いただいたすべての団体が、継続した取り組みにより目標を達成されることを祈念申し上げます。

地域NPO支援組織

山梨地区の都県選考委員会にわくわくしながら参加しました。その理由は、微力ながらNPO支援組織の立場で、助成制度の情報発信などをさせてもらうなかで、山梨地区では昨年度より多い、新規の応募が3件あったからです。
 応募事業の内容は、地域コミュニティの問題に真剣に向き合い、関係者が連携・協働し、課題解決を図ろうとする助成の必要性が高いものばかりでした。「中央ろうきん助成制度“カナエルチカラ”生きるたのしみ、働くよろこび」における資金支援の出会いをチャンスと考えて、活動に関わる人同士の交流・学びを深める場づくり・付加価値づくりに挑戦していきたい。

〈中央ろうきん〉山梨県本部

 当地区では、昨年度助成1年目・2年目の応募がなく、3年目助成団体のご活躍を目にしていたところ、今年度は1年目の応募団体が3団体あり、大変喜ばしく思うとともに本助成制度の必要性を改めて訴えていかなければならないと感じました。
 ご応募いただきました事業内容は、どれも甲乙つけがたく、持続的な視点で真摯に向きあう皆さまの使命感と高い志に感銘を受けました。
 ご応募いただいたすべての団体の皆さまへ「生きやすさ」をご提供できるよう、引き続き〈ろうきん〉の役割発揮に努めてまいります。

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